自転車で前を通りかかったので、JA香川県国分寺盆栽センターに寄ってみました。
香川には古くから盆栽づくりの歴史があり、山野に自生する松を掘って鉢植えに仕立てたことに始まるとされているとのこと。
この一帯(高松市の鬼無地区から国分寺地区)は、国内の松の盆栽で約8割のシェアを占めるらしい。香川は雨が少なく、花崗岩系の土壌が主体で、松の生育の適しているそうです。
敷地内には、盆栽がずらーっと並んでいます。
ぼくは針金で幹を曲げたものより、上の写真のように自然に伸びた松のほうが好みです。これは3万円台でした。
こういうふうに曲げられているのを見ると、痛々しい気持ちになります。曲げたほうが価値が高いらしく、こっちは上のまっすぐのに比べて値段が倍くらいしました。
松以外にも、いろんな木がありました。
鉢もたくさんあります。
国分寺町には、日本で唯一の「盆栽神社」もあります(行ったことはありませんが)。樹木の神様と草花の神様が祀られているそうです。
場所はこちら。
その後、自転車で走っていると、盆栽を育てている場所で、防護服も着ずにスプレーで農薬を大量にかけているところに出くわしました(臭いで農薬だとわかりました)。盆栽は食べるものではなく、買って育てる人には大して影響がないかもしれませんが、こうして育てている生産者さんが一番の健康被害を受けます。盆栽は見て楽しむものだと思いますが、「そのためにそこまでして・・・」と、気の毒になりました。ぼくは自然に育った木を見るほうが好きだし、盆栽にしても、なるべく自然に育てられないものかなぁと思います。
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