仕事でどうも釈然としないことがあり、ちょっと苛立っていたら、ある方から「ゆるぎたるぎ でいきましょうね」という言葉をメールでいただきました。
「ゆるぎたるぎ」というのは初めて聞き、インターネットで調べてみると、「ゆったりとして満ち足りた気持ち」という意味のようです。「たる」は「足る」だと思いますが、「ゆる」は、「緩い」でしょうか・・?
twitterで検索してみると、下のような投稿が見つかりました。
「ゆるぎたるぎ」はゆるく融通を利かせて、みたいな意味です。まあ、杓子定規や四角四面の対義語と理解しています(^^)— Ikko Isimoto (@musikko) 2010年7月30日
あと「ゆるぎたるぎ」って言葉もうどん県の政治家のあいだでは多用されていますねー臨機応変に、という意味だけど「お前オレが言いたいこと分かるよな」という脅し文句でございます— 雲上一朗 (@KENNIE_K) 2016年2月9日
語源から考えると、もともとは「ゆったりと満ち足りた」気持ちのあり方を示す言葉だったと思いますが、「臨機応変」に「融通を効かせる」状況で使われることが多いようです。weblio辞書(高松方言)にも、「臨機応変・融通し合う。」という定義が最初に書かれています。
「ゆるぎたるぎ」という音や語源は好きですが、「長いものには巻かれろ」的な発想は嫌いです。脅し文句で使う人間に(幸い)会ったことがないですが、そんなふうにも使われるんですね。
「ゆるぎたるぎ」でゆったり満ち足りた気持ちでいつつ、他人を脅したり他人に迷惑をかけたりする人間をのさばらせないようにしていくことが大事でしょう。
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by 硲 允(about me)
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