soilの「DRYING BLOCK(ドライイングブロック)」を赤紫蘇ふりかけに。


一見、板チョコのようなこちら。相方が前から気になっていたらしく、お店で見つけて教えてくれました。食べ物ではなく、珪藻土(けいそうど)でできた調湿材です。



soilというメーカーがつくっていて、商品名は「DRYING BLOCK(ドライイングブロック)」。drying、つまり、「乾かす」ブロック。珪藻土が湿気を吸収してくれるそうです。

さらにアップで見てみると…


目を凝らすとわずかな凹凸が見えると思います。

珪藻土は、壁を塗ったりするのにも使われます。海のもの、というイメージで、何でできているか知らなかったのですが、植物性プランクトン類の化石や、珪藻殻(藻類の一種である珪藻の外側の殻)の堆積物によって形成された地層だそうです。マイクロメートル(0.001mm)の小さな孔が無数にあり、それが調湿効果をもたらすようです。

このブロックを何に使うのかはアイデア次第ですが、塩などの調味料容器に入れる、という使い方が説明書に載っていました。

板チョコのようにつながっているので、自分でぽきっと割って使います。


あえて、割る楽しみを味わえるようにしているのでしょう。

梅干しを漬けたときの赤紫蘇を天日干しで感想させ、粉末にしたふりかけの中に入れてみました。


手で簡単に割れるくらいなので、珪藻土の粉が食べ物に混ざっても大丈夫なのだろうかと思いましたが、食べても「食品衛生上」問題ないと書かれていました。丸ごとぼりぼり食べるのはさすがにまずいと思いますが…。

「キットカット」のような形にもっと小さく割れるタイプもあります。


soil 珪藻土 ドライングブロック ミニ ピンク 「板チョコ型乾燥剤」


色が何種類かあり、珪藻土はどれも国産。こちらのピンクの商品は、石川産の珪藻土を使っているそうです。


soil/DRYING BLOCK ホワイト

ホワイトは秋田産の珪藻土。



soil 珪藻土 ドライングブロック グリーン 「板チョコ型乾燥剤」

グリーンは秋田産の珪藻土に石川産の浅黄土(あさぎつち)というのを混ぜているそうです。

なるべく水洗いしないで、と説明書には書かれていましたが、amazonの商品ページには「ご利用後は水洗いし、天日干しをして乾燥させれば、再利用できる」とありました。しょっちゅう水洗いすると水分を吸いすぎて調湿効果が薄れてきそうな気もしますが、汚れたときなどに時々洗う分には大丈夫なのではないかと思います。

ちなみに、塩などが水分を吸ってしまうことをいう「しける」という言葉、関西の方言かなぁと思って調べてみたら、 標準語のようで、漢字では「湿気る」と書くんですね。goo辞書によると、香川の方言で、「しける」は「人見知り」の意味もあるそうです。

まだ、しけていかんなー (まだ、人見知りをして困る)
というふうに使うそうです。香川で2年半暮らしていますが、これは聞いたことがないです。



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