自然素材のおすすめの洗濯洗剤をご紹介。合成洗剤には戻れない。



食べものの添加物や農薬などを避け始めた後、徐々に暮らし全体を見直し、洗濯洗剤も自然素材のものを使うようになりました。自然素材のものは香りがいいし、肌に触れても安心だし、自然環境への影響も少なく、気持ちよく使えます。

香川に移住してからは、洗濯は庭で手洗いしています。昔は何とも思わずに洗濯機で合成洗剤を使っていましたが、手洗いするとなると、なおさら合成洗剤は使いたくありません。

ちなみに手洗いの洗濯は、始めるまでいつも腰が重いのですが、始めると楽しいです。現代の暮らしだと、水に触れるのは手を洗うや食器を洗うときくらいですが、手洗いで洗濯すると、水との触れ合いが増えて、自分の中の何かのバランスが取れるような気がしています。

今まで使ったことのある、自然素材の洗剤でおすすめのものをご紹介します。

●えがおの力





成分は、米ぬか・ヤシ・松由来の界面活性剤(洗浄剤)(30%)、純石けん分(23%、脂肪酸カリウム)、純石けん分以外の界面活性剤(7%、脂肪酸アルカノールアミド)、安定化剤(蛍光剤・漂白剤・合成界面活性剤などの石油系化学原料は一切使用していないとのこと)。

洗濯のほかに、食器洗いや掃除にも使えます。

これは基本的に薄めて使うものですが、襟汚れや、自転車のチェーンに触れた汚れなどには、原液を垂らしてもみ洗いするとよく落ちました。

松の樹液からパルプなどを製造する際に副産物として残る「トールオイル」というものを使用していて、それまでは捨てられていた物をリサイクルしてつくられているそうです。

●海へ… Step



海洋タンカーの事故処理の研究から生まれた、生分解する洗剤。21日間で全成分の70%が生分解される「易生分解性」であることが証明されているとのこと。

従来の洗剤に慣れていると、「こんな量でいいん!?」と最初ちょっと心配になりましたが、1回の洗濯にティースプーン1杯(約5ml)でOK。すすぎも1回でいいとのこと。

中性なので、ウールやシルク、カシミヤなどのドライマーク品の衣類を洗うこともでき、ダウン素材や防水透湿性素材の衣類もこれで洗えるそうです。


●たけランドリー&バスウォーター



たけランドリー&バスウォーター550ml


原料は、日本の孟宗竹や真竹の竹炭と灰と水。竹炭には、抗菌、消臭、吸着性、遠赤外線効果、森林浴効果、デトックス効果などがあり、天然ミネラルによる自然な界面活性促進作用で汚れを落とすそうです。

竹の消臭効果で、部屋干ししても洗濯物が臭くなりにくいらしい。

洗濯以外に、入浴剤、消臭スプレー、拭き掃除などにも使えるそうです。

容量の大きい詰め替え用もあります。


たけ ランドリー&バスウオーター 2000ml


●ソープナッツ



ソープナッツ シェル ホール (100g)

木の実が洗剤になることを初めて知ったときは驚きました。

インド、ネパール、インドネシアなどに生息するムクロジ(英語でsoapnutと言うそうです)の木の実を適度に乾燥させただけらしい。

最近はすべて手洗いですが、前に洗濯機を使っていた頃、これを使っていました。木の実のエキスに除菌作用もあるそうで、汚れは十分に落ちていたように思います。ウールや絹製品も洗えるとのこと。

付属のコットンバッグに数個入れて、洗濯物と一緒に洗うだけです。3回ほど使うことができ、500グラムで約200個入っているので、500グラム入りで100回くらい洗濯ができます。


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