最近、頭をこれで洗っています。「ガスール(Ghassoul)」という、モロッコのクレイ(粘土)です。
家のお風呂がないので、夏の間は庭の水道で毎日のように頭を洗っていて、そのときに使っていたシャンプーが強すぎたようで、頭皮をいためて乾燥肌になり、かゆみで困っていたので、この「ガスール」を使い始めました。
ナイアードという会社の製品です。もともとの原料である原石を地下水で溶かし、ろ過して、太陽と風で乾かして作っているそうです。
粘土の吸着力によって肌の汚れを取り除き、粘土に含まれるミネラルがしっとりとなめらかに洗い上げて肌を整えるらしい。土いじりをしていると肌が乾燥してきますが、「ガスール」で洗うとしっとりするのが不思議です。
かゆみのある乾燥肌にも効果があり、これを使い始めて数週間で頭皮が回復しました。シャンプーを使うと頭皮が乾燥しすぎる方は、試してみる価値があると思います。
モロッコの女性たちは、ガスールにばら水やヘナ、さまざまなハーブや果物などを組み合わせて使ってきたらしく、『ハーレムの少女ファティマ―モロッコの古都フェズに生まれて』という本の中でそういうくだりが出てくるそうです。
固形タイプと粉末タイプがあり、粉末タイプのほうがすぐに溶けやすいのでぼくはこっちを使っています。
頭を洗うときは、ティースプーンで4、5杯使っています。
温泉にどうやって持っていこうか迷った結果、ティーパックの空袋を活用することを思い付きました。
こうして一回分を入れていけば、使い終わったあとは温泉のごみ箱に捨ててくることができて荷物が減ります。袋の内側が防水加工されているものが使いやすいです。
ナイアード ガスール粉末(パウダー)タイプ 500g
ちなみに、固形タイプのほうがちょっと安いです。
ナイアード ガスール固形(タブレット)タイプ 500g