538段の急な石段を上って神倉神社を参拝。ここを駆け下りる「お燈まつり」もあります


神武天皇が東征の際に登った天磐盾(あまのいわだて)の山だとされている神倉山。

その上にある神倉神社を参拝するには、538段あるこの急な石段を登っていきます。ちなみに香川の金比羅山の一段は1368段ありますが、それよりも傾斜は急です。

この石段は、源平合戦における熊野の功労を賞して、1193年に源頼朝が寄進したものと伝えられているそうです。

上るときは、後ろにひっくり返ると大変なことになるので、ちょっと前屈みで後ろを見ずに上っていきます。



上りきったところで、もう一つ鳥居をくぐります。


社殿に至る最後の石段。


社殿の横に巨大な岩があり、この巨岩群が神倉神社の御神体で、「ゴトビキ岩」と呼ばれています。「ゴトビキ」とは熊野の方言でヒキガエルのことで、一番大きな岩の形がヒキガエルに似ているところから付けられたようです。

別の角度から見てみると・・・

ここから新宮市内を見渡せます。


この崖の真下に、祖父母の家があります。ゴトビキ岩が転げ落ちたらぺしゃんこですが、ここにはるか昔からあるご神体の岩が転げ落ちることはないでしょう。

歩いて上り下りするのもこわごわのこの石段を駆け下りる「お燈まつり」というのが毎年2月6日にあります。白装束を着た2,000人前後の男たちが、松明を手に駆け下ります。約1,400年もの歴史があり、火で心身を清め、その年の平安を祈る祭りとして続いてきたそうです。地元の方が、一番速い人で57秒だと教えてくれました。

その映像はこちらから。