他者の理解は自分の理解から。決めつけず、自分の直感を磨いていくことが大事。

By  Was a bee.


「紙の日記帳のススメ」という記事を書きましたが、紙のノートに向かって自分と向き合うことをすすめるのは、自分のことがわからないと他者のこともわからない、と思っているからでもあります。自分の気持ちすらわからなければ、他者の気持ちを想像するのはなおさら難しいことです。

かといって、他者の気持ちを想像することや、相手の言葉や表情などからそれを感じることはできますが、相手が感じている気持ちをそっくりそのまま感じ取るのは普通の人には難しいことです。

だから、「決めつける」のはよくないと思いますが、自分の側から「想像すること」「感じ取ること」を放棄する必要もありません。

「あの人はこういうよからぬ気持ちであんなことをしたに違いない」と想像したり、そう感じ取ったりした場合、「もしかするとそうでないかもしれないのに勝手に決めつけるのはよくない」と自分を責めたり、他人にそう伝えたときに「勝手に決めつけるのはよくない」と言われるかもしれませんが、自分自身がそう感じたのは事実なわけです。

他者について、自分が想像したことや感じたことは間違っているかもしれないという可能性を排除することなく、なおかつ自分の直感を大事にし、事実によってその精度を検証しながら磨いていくことが重要だと思います。