話し言葉の方言でブログを書いてみる実験。

ブログの文体って、いろいろ試行錯誤してみてるんやけど、方言で話すように書いてみるんはどうやろうってこの前思ってねぇ。

かっこつけた文章とか、奇をてらった文章とか、見た目だけきれいに整えた文章とか、とにかくうわべを装った文章っていうのは好きじゃなくて、話し言葉をそのまま書いたら一番自然になるかもしれやんとも思って。

でも、そのあとで気づいたんやけど、話し言葉って、相手によってだいぶ変わるんよね。年上の人には丁寧語で話すことが多いし、身内とかにはもっとくだけた話し方になるし。じゃあどういう話し方をしてるときが一番自然かというと、これまた難しい話やねぇ。

それに、話し言葉っていうんは、頭で考えたことの中から、口に出すことを相手や状況によって選択してる。書く場合も、考えたことや思ったことを何から何まで全部書くわけじゃないけど。その選択の仕方が、話すときと書くときとではちょっと違ってくる感じがするなぁ。話すときは、目の前にいる相手のことを主に考えるわけやね(話した内容を、その相手が他の誰かに伝える可能性も考えるけど)。ブログなんかに書く場合は、誰でも読む可能性があるから、そのつもりで書いてる。そういう違いもあるし、話すように書くというのは、なかなか難しいなぁ。ほら、もうだんだん、書き言葉みたいになってきた。

話すように書こうと思ったら、一対一とか数人での会話よりも、大勢を相手にしたスピーチみたいな感じになるんかもしれんね。どんな人が聞いてるかもわからんし、聞いて何を思ってるんか、顔見てもわからん。でも、こっちは話しつづける。そんな感じかもしれやん。なかなか孤独な感じやね。

と、ここまで書いてみて、これはこれで、どんどん書ける書き方な気がするけど、読む方は読みにくいんかな? 内容にもよるかもしれやんけど。

思い付いたこととか考えたことを自分で精査せずにどんどん吐き出していくには、こういう書き方は書きやすいかもしれやんね。ただ、読者を常に引き付けるような内容じゃないと、何でこんな独り言みたいなのを読まされてるんやろってなりやすいやろね。

このブログは、書き方をあんまり固定せずに、いろいろ試してみたいと思ってるから、また時々こんな書き方を試してみよかな。

というわけで、話し言葉の方言でブログを書いてみる実験でした。