出口を用意すると情報は入ってきやすくなるものです。



情報に対する感度は人それぞれです。

何を見聞きしても面白がる人もいれば、ほとんど何にも興味を示さない人もいる。

その差を生んでいるものは何でしょう?

自分の人生に対する意欲、経験、もともとの背景知識の差など、いろいろな要因があると思いますが、「仕入れた情報を自由に使える立場にあるか?」というのも重要な要因になるのではないかと、ふと思いました。

普段の仕事で、自分に意思決定権がなかったり、自分の考えを自由に言えなかったり、自分の本当の感情を表現できなかったりすると、いくら情報を得ても、生かしきれないということになります。

何事も出口を用意しておかないと、なかなか入って来てくれないものです。情報もそうではないでしょうか。

有益な形で利用していけるアテがあるからこそ、出会ったときに積極的にキャッチしに行ける。レンジでチンして食べるインスタントのご飯が、「ご自由にお持ち帰りください」と書かれて置いてあっても、家にレンジがなければ持って帰らない人が多いのと同じです。なかには、レンジがなくて自分が食べられなくても、誰かにあげるために持って帰る人もいるでしょう。それは情報も同じで、自分は利用しなくても、「誰かにとって役立ちそうだから今度教えてあげよう」と思うと、その情報はしっかり頭に残るものです。

普段の暮らしや仕事のなかで、情報を生かしていく回路を一度整理してみると面白いです。ぼくの場合、ブログを毎日書き始めてから、情報が頭に入ってきやすくなり、入ってきた情報も整理されやすくなりました。ブログをやってていいことはいろいろありますが、これだけでもブログを書く意義があるように思います。