英字新聞記者レベルの英語力をつけるには、身長の2倍の洋書を読めばいい?


翻訳の仕事を始めた頃、どうやって英語力を高めようかと考えた結果、こういうアイデアに至りました。

「英語力を高めることに囚われず、とにかく、読みたい洋書を楽しみながら1,000冊読もう。1,000冊読破したときは、結果的に英語力はかなり伸びているだろう」

これは面白い試みだと思い、それ専用のブログも立ち上げ、洋書を読みながら読書記録を付けていきました。

ダライ・ラマ14世の本を大量に読んだ記憶があります。


The Art of Happiness: A Handbook for Living(HH Dalai Lama)

これとか。

結局、1000冊どころか、18冊くらい読んだところで、英語の勉強よりも本の内容に興味が向かい、今度は日本語の本を大量に読み始めたのですが、わずか18冊でも、多読の効果を感じました。英語を読むのが「苦」ではなくなり、以前よりもすらすらと読めるようになり、「英語を勉強している」という感じで読むのではなく、日本語の本を読むときと同じように本の内容に集中して読書できるようになりました。

翻訳の仕事をするときも、英語を読むのが「どっこいしょ」という感じではなく、もっと気楽に英語と向き合えるようになりました。

英字新聞のThe Japan Timesの新人記者に対する英語の特訓で、ペーパーバックに換算して「身長の2倍の英語を読む」というものがあるそうです

身長の2倍というと、ペーパーバックで何百冊にもなるでしょうか。今までぼくが読んできた英語の文章を全部合わせると、どのくらいになるか、計算するのは難しいですが、身長の2倍には届かないかなぁ…。

18冊くらいでも、連続して読むと結構な効果を感じたので、身長の2倍分読めば、たしかにかなり上達しそうです。

何事もそうだと思いますが、そういう分かりやすくて面白い指標があると、トライしたくなるものですね。ぼくもそのうちやろうかなぁ〜。来年か、いつになるかはまだわかりませんが、英語でもブログを始めようかと思っています。

【関連書籍】


英語は「やさしく、たくさん」―中学レベルから始める「英語脳」の育て方 (講談社パワー・イングリッシュ)(伊藤サム)