ゲームをやめた話と「ゲーム脳」の生かし方

by 雨の日はファミコンで遊べる / 54383933@N03

ぼくがゲームを始めた頃といえば、まだファミコン(ファミリーコンピュータ)やゲームボーイの時代でした。小学生の頃からゲームを始め、「マリオ」「ストリートファイター」「ファイナルファンタジー」などに夢中になっていましたが、中学生の途中くらいでゲームをやめました。

ゲームはクリアしたら終わり。リセットしたら始めから。そんな画面の中だけの世界で何かを築いたり技術を高めたりするくらいなら、現実の世界で自分の身になる「筋トレ」でもしたほうがいいと思ったのがきっかけだったように思います。

ゲームをやめてからもう何年も経ちますが、未だに相方からときどき「ゲーム脳」だと言われることがあります。

そういえば、英語の勉強を熱心に始めたのも、辞書を見ながらノートに英単語と訳を書いて、単語をどんどん覚えていくのが楽しくなったのがきっかけでした。「ロープレ(ロールプレイングゲーム)」で、敵を倒してどんどん「経験値」をため、キャラクターのレベルを上げていくのとよく似ています。

その勉強法をやめた後も、洋書を1000冊読んで英語力を高めようとしたり(結局そのときは18冊くらいで終わりましたが)、ゲーム的な要素をつくりだして自分のモチベーションを高めようとするところがありました。

文学に関心を持った頃から、ゲーム的に勉強するのをやめていたのですが、最近は、自分のモチベーションをコントロールするためにあえてゲーム的な要素を設けるのもわるくないなぁと思っています。

「天秤座の君へ」(鏡リュウジ 著)という本にも、天秤座の人は「数値化」するといいと書かれていて、なるほどー、と。


天秤座の君へ 天秤座の君が、もっと自由にもっと自分らしく生きるための31の方法 (12星座の君へシリーズ)


ブログを書くにしても、気の向いたときに書こうと思っているとどんどん怠けてしまうので、今年に入ってからは、年間1,000本という目標を定めて書いています。ところが、年間目標だけだと毎日だらだらと書いてしまうことがわかり、時間制限を設けたり、いろんなルールを設け、楽しみながら生産性も高まるように試行錯誤しています。

昔のことはもう過ぎたことでそれはそれでよかったんだと、最近は前よりも思えるようになりましたが、一時は、子どもの頃にゲームばかりしていたことをよく後悔していました。そんな暇があったら、英単語でも覚えたらよかったと思ったものです。

街に出ると、大人になってもスマホでゲームをしている人をよく見掛けます。余計なお世話かもしれませんが、そんな暇があったら、もっと身になることをしたらいいのに、と思ってしまいます。「ゲーム脳」になっている人は、何事もちょっと工夫してゲーム的にしたら、結構楽しめて夢中になってしまうのではないかと思います。