草と共生していますが、空豆(ソラマメ)が育っています。
農薬も肥料も与えず、自然の力だけで育ったソラマメ。
昨年うちの畑で育った「さぬき長莢(ながさや)ソラマメ」を乾燥させておき、去年の秋に種まきをしました。
見るからにエネルギーがみなぎっており、立派に育っています。
草刈りをしたあとの様子 |
野口種苗研究所(野口のタネ)のウェブサイトによると、ソラマメは北アフリカ原産で、世界で最も古い栽培作物といわれているそうです。そうなんや!
「さぬき長莢ソラマメ」は、外国種が土着したものといわれ、明治の頃から栽培されてきたとのこと。
香川でソラマメと言えば、「しょうゆ豆」。「しょうゆ豆」、香川に来て初めて知りました。丸亀市の大西食品さんのウェブサイトから、その由来をご紹介します。
ここ讃岐(香川県)は八十八ケ所参りで有名です。ぼくはソラマメが大好きで、この由来を知ると、ますます食べたくなります。
昔、各寺を巡るお遍路さんを接待しようとあるお婆さんがホーロク(素焼きの瓦)でそら豆を煎っていました。それがたまたまそこに置いてあった醤油の壷の中に飛び込みました。しばらくしてお婆さんが何気なくそれをつまんで口に入れてみますと、意外に柔らかく、しみ込んだ醤油の味が何ともいえません。
これが「しょうゆ豆」の始まりとか・・・
「しょうゆ豆」はどうやってつくるかと言うと、干したソラマメを焙烙(ほうろく)でじっくりと炒り、皮がまだらに黒く焦げたところで、醤油、砂糖、唐辛子などで味付けした調味液の中に入れておくそうです。
市販のものはだいたい砂糖が入っているのですが、ぼくは砂糖が食べられないので、今年はハチミツか何かで甘味をつけてしょうゆ豆をつくってみたいと思います。
讃岐 しょうゆ豆 200g袋入り (無添加手造り 香川・大森屋)
(こちらの商品は有機栽培のソラマメを使用)
ちなみに、今調べていて初めて知りましたが、ソラマメを使った香川の郷土料理には、鰆(さわら)と茹でたソラマメを乗せた「春魚(はるいお)」という押し寿司もあるそうです。