今日は節分。夕方、近所の神社の前を自転車で通ると、駐車場に車がたくさん停まっていて、境内の大きな焚き火に人が集まっていました。豆まきもしたんかな。
うちでもちょっと節分気分を味わおうと、豆を煎ってみました。白い大豆がなかったので、黒豆。
ストーブの上に焙烙(ほうろく)を乗せて炒りました。置きっぱなしだと火の通りにムラができるので、ときどき持ち上げてぐるぐる回します。ちょっとくらい放っておいても焦げ付かないくらいのちょうどいい火力です。
10〜15分くらいでできました。
食べてみて、柔らかくなっていたらOK。ぐるぐる回すのが足りなくて、ちょっとかたいのもありましたが・・・。
近所のドライブイン新開(香川県綾川町)では、予約の恵方巻をつくるのにいそがしいらしく、ランチを臨時休業していました。ここのお店の巻き寿司、美味しいんです。恵方巻も美味しいやろね〜、ランチを休むくらい注文が入るとは、美味しいところのを知ってる人は知ってるんですね。
酢飯にはたいてい砂糖が入っていて、ぼくは砂糖が食べられないので、市販の恵方巻は断念。家でつくる余裕もないので、玄米を海苔で巻いて食べました。恵方巻ロールなんていうケーキまであるらしく、それなら何でもありやん、と相方と話しながら。
2016年の恵方は、南南東。だいたいこの辺かな・・・と、ちょっとぐるぐる回りながら食べました。
「今頃、この方向むいてる人、多いやろなぁ」
たまにはみんな同じ方向を向くのもいいことや、などと思いつつ・・・。
豆や恵方巻のほかには、鰯(イワシ)を食べる風習もあるそうですね。
いわしの頭のにおいや、「柊(ひいらぎ)のトゲを鬼が嫌うとされ、イワシの頭を焼いてひいらぎの枝に刺し、それを家の戸口に置いて鬼の侵入を防ぐ「焼嗅(やいかがし)」という風習ができたそうです。
相方が近所のスーパーでイワシを見つけましたが、解凍だったので、イワシではなくアジを買ってきてくれました。イワシはきっと、今日のタイミングに合わせて売るために冷凍してたんですねー。
アジは新鮮で、こっちを選んでくれてよかった。アジのキツイ骨に難儀しているぼくを見て、「昔の人はそれで『魚』に『参る』って書いたんやなぁ」と相方が言いました。なるほど。鬼も参るに違いありません。